アルティメットとは
アルティメット(Ultimate)とは、近年欧米を中心に盛んになってきたスポーツで、日本では学生の部活動やサークルを中心に活動が広がってきています。
主に1チーム7人制のスポーツで、球技と異なりボールではなくフライングディスク(一般的にはフリスビーと呼ばれていますね)を使います。
100×37mのコート内でディスクをパスによって運び、敵陣エンドゾーン内で味方からのパスをキャッチ
(若しくは敵のパスをインターセプト)するとポイント(1点)となります。
勝敗は得点の大小で決め、21点、15点先取などの試合があり大会によって異なります。
パスが通るところはアメリカンフットボールの要素があり、レシーバーはパスを受けて3歩以内で止まり、
ピポットを踏みながらパスを投げるところはバスケットボールのイメージに近いものがあります。
つまり「アメリカンフットボールとバスケットボールが組み合わさった事を、
ボールではなくディスクを使用してプレーする」 と言うとイメージしやすいでしょうか。そんなスポーツです。
基本的な動作はRUN、THROW、CATCH、JUMP、DIVEと大変自由度が高く、また激しいことからもULTIMATE(究極)と呼ばれているようです。
ルール説明
1、試合開始
両チームの選手は、自陣のエンドゾーンラインに沿って一列に並ぶ。ディフェンス側がオフェンス側の陣地に向けてディスクを投げる。(スローオフ)
2、得点
オフェンス側のプレイヤーが、ディフェンス側のエンドゾーン内でパスを通せば得点となる。
得点後は点を決めたチームがスローオフを行い攻守が交代する。
3、パスを受けたプレーヤーはディスクを持ったまま3歩以上歩いてはならない。
4、ディスクを持つプレーヤーは、ディフェンスが10秒カウントする前に、ディスクをリリースしなければならない。
5、オフェンス側のパスが地面に落ちる、もしくはカットされてパスが失敗した場合、ディフェンス側はディスクの所有権を得て攻守が交代する。
6、メンバーの交代は、得点の後もしくはインジャリータイムアウト(プレイヤーの怪我によるタイムアウト)のときにのみ行うことができる。
7、プレイヤー間の身体接触は行ってはならない。身体接触が起こった場合はファウルになる。
8、ファウルによってターンオーバーが起こってしまった場合は、起こる前の状態からプレイを再開する。
9、審判を置かず、セルフジャッジによってゲーム進行がなされる。
10、スピリット・オブ・ザ・ゲーム
アルティメットはプレイヤー自身が責任を持って公正なプレイに努めるという、スポーツマンシップに基づいている。
競争度の高いプレイは奨励されるが、プレイヤー同士が尊重し合うこと、ルールを守ること、そしてゲームを楽しむことが損なわれてはならない。